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2017年8月 9日 (水)

(特集)夕陽のギラリ(会津編)(2017年版)

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磐越西線 ばんえつ物語撮影ガイド 夕陽のギラリ(会津編)

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 2016/10/15 喜多方→山都 一の戸橋りょう


○ギラリの狙い方

 昨日書いたようにギラリとは夕日が罐や客車に当たって反射し輝く状況で、そこには小学校の理科で習った鏡の反射の理屈があります。すなわち太陽の入射角と鏡の罐、そして反射角の先にカメラが必要になります。ここで鏡の実験と違うのは鏡である罐が動いてくることです。もちろん太陽もゆっくり動きますしカメラマンも動けますので、自分の撮りたい位置でギラリになるような綿密な計算が必要になります。

 幸いにして下りのばんえつ物語は馬下、喜多方で上りのDCとの交換があり、本番の数分前にリハーサルできます。おおよその位置を決めDCで何コマか撮ってみてギラリになる場所を予測できます。
 あとは本番ではギラリの前の真横あたりでは順光で綺麗な写真が撮れますし、連写すればギラリを逃すこともないです。

 またギラリでは被写体より下は暗くなってしまいどうでもよくなります。これを利用して流し撮りでギラリを撮ると罐が浮き出て躍動感ある写真になります。更にたとえギラリの場所が分からなくても流しで追えば罐を中心にギラリが撮れます。線路を水平に入れてギラリの予定位置で構図を作り列車がくる方向にできるだけ水平パンしときます。あとはナンバープレートあたりにピントマークをいれてできるだけ早くから水平パンすれば、まずは流しも失敗しないです。「真横の順光流し」「後追いのギラリ流し」「流れていない編成のギラリ」が撮れているはずです!但しシャッタースピードは30分の1以下でないとあまり流れなく、特にギラリは後追いになりますからなかなか流れないので注意が必要です。

○舞台田付近
 
 濁川橋りょうから舞台田踏切の間が晩秋のギラリの名場所です。濁川橋りょうでは冠雪した飯豊山を入れてギラリを撮ることができます。

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 2013/11/17 山都→喜多方 濁川橋りょう

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 2013/11/4 喜多方→山都 濁川橋りょう 

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 2016/11/5 喜多方→山都 濁川橋りょう

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 2013/11/9 喜多方→山都 舞台田踏切  

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 2013/11/9 喜多方→山都 舞台田踏切  

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 2013/11/16 喜多方→山都 舞台田踏切  

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 2013/11/16 喜多方→山都 舞台田踏切

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 2013/11/17 喜多方→山都 濁川橋りょう 

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 2013/11/24 喜多方→山都 濁川橋りょう 

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 2016/12/3 喜多方→山都 舞台田踏切
 

○一の戸橋りょう

 10月中旬あたりからギラリが狙えます。煙は少しでもあったらラッキーですね...

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 2016/10/15 喜多方→山都 一の戸橋りょう

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 2016/10/15 喜多方→山都 一の戸橋りょう

○尾登駅周辺
 
 尾登駅手前では罐の正面に夕陽が当たります。
 
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 2015/9/19 荻野→尾登 尾登のカーブ

○野沢駅周辺
 
 野沢駅発車や野沢国道オーバークロスではススキと夕陽の共演が楽しめます。
 
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 2016/9/3 野沢→上野尻 野沢駅発車

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 2015/9/19 野沢→上野尻 野沢国道オーバークロス

 今年はこれからがシーズンインですから楽しみですね。

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