フルムーン旅行を終えて
2017/10/23 湖西線 堅田駅の救援列車
10時40分にようやくチャーターバスが来て、20時間待ったサンダーバードから降りました。チャーターバスは堅田駅まで来たのですが、まだ湖西線は運転再開されていないので、裏口に案内され、こっそり救援列車に乗ることになりました。サンダーバードが待っているという案内だったのですが、待っていたのはグリーンの117系でした。生まれてはじめて乗る救援列車はノンストップで京都駅まで走り、その後「ひかり」「かがやき」とグリーン車を乗り継いで長野にほぼ24時間遅れで戻りました。
今回は後続のサンダーバードは米原経由となりセーフで、運が悪かったのですが、飲み物や食料、防寒具の配給、バスのチャーター、救援列車と時間はかかったもののJR西さんの努力には感謝いたします。太平洋側は危ないけど日本海側は大丈夫だろうという考えが甘かったですね...
しかし比良駅では停車しているサンダーバードの前後で架線柱がポキポキ折れており、停電後でありましたがある意味ラッキーでした。比良駅は高架にあるので強風をまともに受け、停電で真っ暗になった車内はゆりかごのように揺れ続け、ダクトから強風が逆流してくる音がすごかったです。駅のまわりの民家では瓦が飛んでしまった家が沢山ありました。琵琶湖沿岸の吹きさらしは怖いですね。
さて、最後はとんだ1日になりましたが、今回のフルムーン旅行は高峰三枝子と上原謙のような優雅な旅でなく、「SL人吉」の追いかけから最後の東京駅の乗り換えまで、大荷物の妻を走らせる忙しい旅になってしまいました...唯一のグリーン車でなかったサンダーバードで20時間待つ羽目になりましたが、個人的には久しぶりの夜行列車のイメージでした。はじめは明るくてなかなか眠れなかったのですが、停電してくれたおかげで真っ暗となり、まるで走っている夜行列車のような暴風の揺り篭のような揺れも手伝って、暖房が切れて少し寒かったですが朝までなんとか眠ることが出来ました。
グリーン車の旅、ハチロクとの再会、日奈久温泉、南関でのイベント、妻の想い出の黒木、そして夜行列車といろいろ楽しめたフルムーンでした。前半で御馳走を沢山食べすぎていささか飽食気味だったので、最後の配給のおにぎりとパンで過ごした1日もかえって新鮮で、妻もなんとか満足のフルムーンでした。
「SL人吉」はお立ち台で拝んだだけに終わりましたが、イメージがわかりましたので、八代平野の夕陽のシルエットはいつか是非撮ってみたいですね。
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