新SL現役時代のアーカイブ(追分機関区その2)
1976/2 追分機関区 39679
追分の79602といえば次は当然相棒の39679ですね。しかしこちらはあまり写真がありません。たぶん当日も39679の方が沢山撮ったはずですが、紛失したアルバムに貼られているのだと思います。なんとしてもネガを見つけたいですね。
現役蒸気機関車撮影最後の日の追分機関区は吹雪の寒い日で、そんな中多くの国鉄マンが黙々と仕事されていたのが記憶に残ります。
39679は美しい形式入りナンバープレートを付けた酒田の罐で、新津を経由して1972年4月に渡道して名寄に配属されました。その道中たまたまD52に牽かれる姿を大沼公園で撮ったことは前述したとおりです。 名寄では宗谷本線、名寄本線のさよなら列車を牽き、追分に来ました。そして79602と共に現役最後の蒸気機関車としてこの翌月の3月2日に最後の仕業を迎えました。しかしもともと北海道の罐でなかったせいか解体されてしまいました。渡道するまではデフ無しで切り取りテンダーの入替専用機だったのですが、デフと通常のテンダーをもらって、思わぬ北の大地で花道を歩むことが出来て幸せだったでしょう。
当時は知りえなかった各種情報を知ることが出来る現在、それぞれの罐の歴史の中での1シーンと思うと感慨深いです。
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コメント
追分の写真、懐かしく観させていただきました。
39679ですが、追分機関区扇形庫の火災とは関係なく、その年の10月に苗穂工場の構内にC126、D51165とともに留置されていたのを見ました。
ですから、「あっけなく火事の前に解体されて」はいません。たしか、当時、札幌駅前に保存されるような話があったように記憶していますが、いつの間にか立ち消えになり、結局は解体されてしまったようです。
投稿: | 2019年5月 9日 (木) 22時56分
コメントありがとうございます。
確かに廃車になって数日で解体されることはないですね。
勘違いしてました。ありがとうございます。
投稿: 堤防 | 2019年5月10日 (金) 06時57分