新SL現役時代のアーカイブ(三美運輸)
1973/3 南美唄 三美運輸 1
美唄と言えば美唄鉄道が有名でしたが、美唄にはもうひとつの炭鉱鉄道がありました。美唄から南美唄までは3km程の函館本線の南美唄支線があり、その先に僅か1km余りの三美運輸の専用線があり、1号、2号の2両のB6がセキを運んでました。しかし73年3月に三井美唄炭鉱の子会社であった三美鉱業が閉山し、三美運輸の専用線も廃止されました。私が南美唄を訪れたのはちょうど閉山の前後で、2号機は既になく、朝の7時過ぎで1号機も庫の中で休んでいました。
1973/3 南美唄 三美運輸 1
バックだけにスノープロ―がついていました。炭庫の上のライトが長く飛び出しているには雪に埋もれないためにでしょうか?数日後には廃止となる運命ですが、作業者の方もいらっしゃいます。背面のカーブやリベットが、1905年アメリカ生まれのB6の貫禄を示しています。2500型の2649として北海道開拓時代から北海道で活躍した道産子で、数日後に廃車になり、個人の方が保存されています。
1973/3 南美唄 三美運輸 1
型式2500のナンバープレートが歴史を物語ります。三井美唄の鉄道で三井グループ社章がついています。機関庫の周りは古い給炭ホッパーがあったはずですが、写真を撮らなかったのは残念です...
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