新SL現役時代のアーカイブ(中央西線その12)
機関区裏の道を回ると扇形庫を見下ろすことが出来ました。庫内にはD51172がいます。この罐は不思議な罐でこの当時は長野の所属のはずなのですが、木曽福島に貸し出されていたようです。庫内で有火なのかはわかりません。そもそも長野では用途がないはずのD51が何故1両だけ在籍していたのか?そして度々木曽福島に貸し出されいたのは??72年4月には正式に長野から木曽福島に移動し、73年11月に廃車になり松本に保存されています。
1971/8 中央西線 木曽福島 D51862 クリックすると大画像で見ることが出来ます
最後の1枚は扇形庫の脇で眠るD51862です。ナンバープレートや石炭は無く、8月19日に廃車になった直後のようです。カマボコドーム、北海道のD51855同様上部が欠けている煙室扉(大画像で見てください)、長工デフという異色機でした。当時は中央西線にはもう長工デフはいなかったと思いますが、精鋭な姿で走るところを是非見たかったですね。木曽福島で廃車後町田市に保存されています。木曽福島の罐は殆ど保存されていますが、確かに綺麗に手入れされていて罐に対する愛着もひとしおだったからでしょうか...
木曽福島機関区はC12199の後を受け継いだC56124が中部・東日本最後の罐として残ることになり、75年3月に廃車になりました。しかし私はこの時が木曽福島機関区最後になりました。
私の初めての撮り鉄の1日はこうして終わり、75年3月までの撮り鉄三昧がスタートしました。
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