Nゲージレイアウト製作記⑥ レイアウトをデザインする---SCARMの利用---
レイアウトを製作する部屋の大きさは決まっているため、その限られた空間の中で、できるだけ多くの線路を敷き詰めたいというのが私の信条です。実際に線路を並べ替えながら検討するのも楽しい作業ですが、パソコン上でシミュレーションできれば、はるかに効率よく設計を進めることができます。
線路はカトーのユニトラックを主体とし、一部にトミックスを使用する予定だったため、デザインソフトはAnyRailとSCARMが候補になりました。その中で、立体的なレイアウト設計に優れているSCARMを採用しました。無料版もありますが、本格的なレイアウトを設計するには有料版が必要になります。
ユニトラックは橋りょうなどの関連部品までほぼ網羅されています。一方、トミックスは橋りょうや築堤レールなど一部の部品が用意されていませんが、自作部品を組み合わせることで対応できます。
こうして約1年にわたり試行錯誤を重ね、完成したのがこのレイアウトです。駅を通過しないエンドレスからメイン駅を通過するエンドレスへ乗り入れができ、上下線それぞれに隠しヤードを設けています。
幹線である空知本線は勾配を設けず、隠しヤードには10両編成を11本収容できます。一方、ローカル線のオホーツク線には6本分の隠しヤードを設け、幹線・支線とも十分な運転を楽しめる構成としました。
設計で最も意識したのは、ギャップを極力設けないことです。30年前にPECO線路で一般的だったギャップコントロールとは逆の発想で、ユニトラックの完全選択式ポイントを活用し、リバース線を設けない構成としました。その結果、ギャップは転車台の一部だけとなり、ポイントを切り替えるだけで、すべての線路へ進入できるレイアウトを実現しています。
この設計図をもとに実際のレイアウト製作へと取り掛かり、試行錯誤を重ねながら進めてきた線路敷設も、ようやく完了しました。構想から数年を経て、頭の中に描いていた北海道の鉄道風景が、少しずつ形になってきています。
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