Nゲージレイアウト製作記⑧ 隠しヤード---見えない部分こそレイアウトの要
当レイアウトの大きな特徴の一つが、充実した隠しヤードです。空知本線は通過線を除いて8線+3線、オホーツク線は4線+2線の隠しヤードを備え、列車をバックさせることなく留置・運転できる構成としています。
写真は山側の隠しヤードですが、最終的にはオホーツク線の手前に山を設け、隠しヤードが山の中に隠れるようにする予定です。
さらに、炭鉱鉄道用の隠しヤードを、この二つの隠しヤードの間に設置する計画です。これにより、幹線、ローカル線、炭鉱鉄道のそれぞれで、多彩な列車運転を楽しめるレイアウトを目指しています。
こちらは街側の隠しヤードです。山側より規模は小さいものの、オホーツク線は駅ホームや山側の隠しヤードが6両編成対応なのに対し、こちらは10両編成まで留置できるようにしました。
そのため、普段は6両編成までの列車が中心ですが、時折、夜行急行列車や重連牽引の長大貨物列車なども運転できるようにしています。限られたスペースの中でも、変化に富んだ運転を楽しめるよう工夫した隠しヤードです。
こちらもヤード部分は隠れる予定です。
空知駅と街隠しヤード クリックすると大画像で見ることができます
隠しヤードは、このように次々とさまざまな列車を運転できる楽しさを狙って設けましたが、実は必然的にそうせざるを得なかった理由もあります。
それは、レイアウトハウスの構造です。ご覧のように、この部屋はログハウスのロフトを利用しているため、両側の壁が斜めになっています。さらに、レイアウトのベースを約70cmかさ上げしているため、両端はどうしても大きなデッドスペースになってしまいます。
通常の線路を敷くと、天井が低く圧迫感や違和感がありますが、隠しヤードであれば問題ありません。最終的には、両側ともログの柱付近から外側を山で覆い、隠しヤードが自然に見えない構造とする予定です。
部屋の制約を逆手に取り、運転の楽しさと景観の両立を図ったことも、このレイアウトの大きな特徴の一つです。
レイアウトハウスについては、あらためて詳しくご紹介する予定ですが、この建物は、もともと私が最初に使っていたログハウスです。一階は工作室とショールーム、二階のロフト部分をレイアウトルームとして活用しています。
築40年近くになる古い建物ですが、自分で少しずつリフォームを行い、現在では気持ちよく使える空間になりました。
唯一の難点はエアコンがないことです。夏場はロフトの二階がかなり暑くなるため、その点だけは少々悩みの種となっています。

隠しヤードのモニター クリックすると大画像で見ることができます
現在は隠しヤードが見えていますが、将来的には山で覆われ、完全に見えなくなる予定です。そのため、列車の位置を確認できるよう、監視用モニターを設置しました。
使用したのは自動車用のバックカメラモニターセットで、4,000円もしない手頃な価格でした。鉄道模型専用品ではありませんが、隠しヤードの監視には十分な性能です。
モニターには停止位置の目安となる番線表示のシールを貼り付け、各列車を所定の位置へ正確に停止できるよう工夫しています。
レイアウトではどうしても表から見える部分に目が行きがちですが、実際に列車を走らせて楽しむためには、見えない部分の工夫も大切です。隠しヤードを充実させ、確実に運転できる仕組みを整えることで、完成後はさまざまな列車が行き交う、実物の鉄道のような楽しみ方ができるレイアウトになることを期待しています。
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