Nゲージレイアウト製作記⑨ 蒸気機関車が集う空知駅――北海道の幹線駅を再現する
空知駅 構内配線図 クリックすると大画像で見ることができます
私にとってレイアウトの主役は、蒸気機関車が集うメインステーション「空知駅」です。空知駅は、札幌方面へ向かう優等列車が発着する空知本線と、亜幹線のオホーツク線が接続する交通の要衝で、さらに鉱山鉄道も乗り入れる設定としました。幹線・支線・鉱山鉄道の列車が行き交い、蒸気機関車がたむろする活気あふれる駅の情景を、このレイアウトの最大の見どころとしています。
そのため線路配置には最も力を注ぎ、限られたスペースの中で実感的な運転ができるよう、一年間にわたって試行錯誤を重ね、ようやく納得のいく形にまとめることができました。
空知本線のホームは1~3番線で、8両編成が停車可能です。さらに気動車用として、行き止まり式の0番線ホームを設けました。
一方、オホーツク線は4・5番線ホームで、6両編成に対応しています。こちらにも鉱山鉄道用として、行き止まり式の6番線を設置しました。駅構内にはこのほか側線を3本と機回し線を設け、空知本線側からはすべての線路へ進入できる配線としています。
また運転スタイルに合わせてアンカプラーの配置も変えました。機関車を含めた固定編成で運転を楽しむ空知本線では2番線のみにアンカプラーを設置し、一方で機関車の付け替えを積極的に楽しむオホーツク線では、すべての発着線にアンカプラーを設けています。
駅の下には客貨車区を設けました。留置線は客車用が5本、貨車用が2本ありますが、客車用はいずれも6両編成までの対応となっています。そのため、空知本線を走る8両編成の優等列車は入線できません。
一方、貨車用の留置線はスペースの制約から短いものが2本しか確保できず、ワフやヨなどの車掌車を留置する程度の用途に限られています。

空知駅 機関区と貨物ホーム クリックすると大画像で見ることができます
機回し線からは機関区へ向かって3本の線路が分岐しており、そのうち2線には給炭台を設置しています。さらに、給炭台で使用する石炭を運ぶセキを荷下ろしするための専用引き込み線も設けました。
この先には転車台と扇形庫を配置していますが、現在はメンテナンスの都合で取り外しています。
貨物ホームは3線とし、有蓋車や無蓋車だけでなく、コンテナ貨物の積み下ろしにも対応できる設定です。ホームの反対側には引き上げ線を2本設け、将来的にはスイッチャーの庫としても活用する予定です。
本来であれば貨物列車は本線を支障しないよう引き上げ線を経由して貨物ホームへ入線させたかったのですが、スペースの制約から実現できませんでした。そのため引き上げ線はオホーツク線側のみに設けています。
なお、現在置いてあるストラクチャー類はまだ仮置きの状態です。今後、建物の屋根は当然ながら北海道らしいトタン屋根に変更する予定です。またホーム上屋も、既存のY字形の屋根では雪が積もってしまうため、雪が線路側へ落ちる構造のトタン屋根に改造します。さらに、ホーム同士を結ぶテルハも設置する予定です。
まだ完成にはほど遠い状態ですが、ストラクチャーを少し配置するだけで、駅の雰囲気は一気に変わります。線路だけだった時には想像の世界だったものが、建物や設備が加わることで、1970年代北海道の蒸気機関車が行き交う駅の情景が少しずつ姿を現してきました。
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