Nゲージレイアウト製作記㉑北海道ローカル線の冬景色

1972/12 深名線 蕗ノ台→湖畔 79642 クリックすると大画像で見ることが出来ます
北海道のローカル線の景色といえば、やはり雪に覆われた山々の間を走る列車の姿が印象的です。
しかし、キハ22が北海道の隅々まで導入されたことで、ローカル線を走る客車列車は次第に姿を消し、冬季に深名線で運転されていた混合列車は、とても貴重な存在でした。
朱鞠内付近は北海道でも有数の豪雪地帯。この時も積雪は2mを優に超えていたと思います。深い雪に閉ざされた山間を、混合列車が進んでいく姿は、まさに北海道のローカル線らしい冬の光景でした。

1975/3 広尾線 忠類→上更別 59690 クリックすると大画像で見ることが出来ます
広尾線の定期貨物列車は1往復でしたが、貨車にはそれなりに荷があり、ローカル線ながら貨物輸送が活発だったことがうかがえます。
比較的温暖な道東南部に位置するため、積雪はそれほど多くありませんでした。それでも冬枯れの風景の中に、枯れた葉を残した広葉樹が見られるのが印象的です。
雪に覆われた北海道とはまた違う、広尾線らしい冬の情景として、模型でもこうした木々の表情を再現してみたいところです。

1975/3 標茶→泉川 クリックすると大画像で見ることが出来ます
標津線には、C11が牽く貨物列車が3往復設定されていましたが、いずれも編成は短く、いかにもローカル線らしい姿でした。
列車の周囲には、延々と広がる完全に落葉した広葉樹林。葉をすべて落とした木々が続く冬枯れの風景の中を、短い貨物列車が走っていく姿は、北海道のローカル線ならではの味わいがあります。
そして、こうしたローカル線の情景では、線路際にぽつんと建つ保線小屋も重要なストラクチャーになります。小さな建物を一つ置くだけで、列車を走らせるために人が働いていた、当時のローカル線の雰囲気がぐっと増してきます。
雪に覆われた山間の線路、雪の少ない冬枯れの風景、そして落葉した広葉樹林。その土地ごとに表情の異なる北海道の冬景色は、蒸気機関車の走る姿とともに、今でも強く印象に残っています。
模型でも、こうした「雪の量」や「木々の姿」の違いまで表現できれば、北海道らしい情景をより深く再現できるのではないかと思います。
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